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2025/11
太もも前面の痛み 60代女性 症例報告
太ももの前側が張ってしまってどうしようもないとの事で来院された60代女性。
1年ほど前に整形で脊柱管狭窄症と診断されたとの事。
腰の影響もあり、骨盤が後傾してしまっていることが大腿前面の張りにつながっているようでした。
骨盤が後傾してしまうと、お尻が下がり、大腿前面で体重を支えようとします。まずは張ってしまった大腿前面を緩めるのと同時に殿部まわりや、大腰筋などをほぐし、骨盤の前傾を導くモビリゼーションと共に腰部を負担をかけないようにほぐしていきました。
術後は筋緊張が取れ、大腿の張りも軽減したとの事でしたが、普段の姿勢や立ち方などから疲労が溜まりやすいので継続して施術をしていきたいと思います。
一番の要因は狭窄症によって腰椎の前弯が減少し、骨盤が後傾したことにありますので、その部分を少しずつ改善していければと考えています。
