腕があげづらいということで来院された４０代女性。

首肩の凝りや肩甲骨付近の凝りも常に感じていて、最近腕があげづらくなってきてしまったとのこと。五十肩のような関節に炎症や癒着が起こっている感じではなく、周辺の筋肉が固まってきて、関節の可動域をさげている状況でした。

まずは肩関節周辺の筋肉をよくほぐし、首肩、そして肩甲骨周辺をよくみていきました。

数回の施術で肩はだいぶ可動域を回復したのですが、毎回腕を上げきった時に鎖骨周辺の痛みが残るとのことで、首の前、横側の筋肉（乳突筋、斜角筋）を細かくほぐしていきました。

肩鎖関節や胸鎖関節といわれる鎖骨と連動する場所がスムーズに動くようになり、上げきった時の鎖骨周辺の痛みも消えてくれました。

肩を上げていくときはいろいろな筋肉と関節が連動して動いています。この方は特にデスクワークが長く、頭が前に出る姿勢が原因して、首の前側に負担がかかってしまったのだと思われます。

同じように腕が最近上げづらいなどの症状のある方は一度ご相談いただければと思います。

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