患者さんと話しているとよく食べ物の話になります。先日タマゴの話になったので少し調べてみました。私もタマゴが大好きなのでたくさん食べたいと思っているほうです。

そもそも「タマゴ＝コレステロール」のイメージがついたのは90年前、ロシアの実験でウサギにタマゴを食べさせた結果、血中コレステロールが増加したため、このイメージが根付いてしまったそうです。そもそもウサギは草食ですから、摂取コレステロールの分解能力は弱いので当たり前です。

近年の実験で健康な成人であれば、１日にタマゴを１０個食べ続けても血中コレステロールの値は変化しないそうです。

タマゴは完全食品と呼ばれ、白身は高タンパク、黄身は９種類の必須アミノ酸が全てバランスよく含まれています。（含まれないのは、ビタミンCと食物繊維です。）

でもタマゴをたくさん食べられるのはあくまで健康な人です。もともと血中コレステロールの高い人などは１日３個までにしたほうが良さそうです。何事も度が過ぎるのはやめましょうね(^^)