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2014/5

体温を一定に保つメカニズム

人間の体温は36度5分前後に保たれています。気温が低いときは、皮膚の立毛筋が収縮して、毛穴や汗腺の穴が塞がります。このとき皮膚に生じるのが鳥肌です。体表面の穴を閉じることで体から熱が逃げるのを防ぎます。

気温が高いときは、汗腺から汗が出て皮膚の表面を濡らします。汗が蒸発する時に体から熱を奪い体温が上がりすぎるのを防ぎます。

このように皮膚は体温のコントロールに大きな役割を果たしています。皮膚の温覚や冷覚の受容体が外気温の変化を感じると、その情報は神経を通じて体温中枢神経にもたらされ、すると今度は体温中枢神経から自律神経を通じて、毛穴を閉じなさいとか、汗をかきなさいといった指令が伝えられ、皮膚に変化が起こるのです。そのため自律神経失調症になると発汗に異常が生じ、体温調節がうまくいかなくなってしまいます。更年期の方などが急に汗をかいたり、ほてりを感じたりするのはこのためです。