今までは平気だったのに股関節に急な痛みが走った経験がある方は少なくないのではないでしょうか？

股関節もひざ関節と同様、経年劣化による関節裂隙の狭小や軟骨の摩耗が起こりうる関節です。一度隙間が狭くなれば予後はあまりよくありません。悪くなる前の予防が大切な関節です。

今回来院された方はまた少し違いますが関節の狭小が起こっている方でした。

この方は生まれつき股関節の受けにあたる骨盤側の溝が浅かったのですが、今までは特に症状が出てくることはなく普通に運動もされていたようです。しかし今回急な痛みが出てしまい、それ以来、歩行時の違和感や階段の昇降、可動域にも制限が出てきてしまったようです。

おそらく長年にわたり、少しずつ負荷がかかってきたものと思われます。筋肉量の減少や、体重の増加なども原因のひとつとして考えられます。整形にも行きましたが、手術を勧められ、帰ってきたそうです。

関連部位をみていくと筋肉には張りが出ていてこれをほぐすことで可動域は少し広がってくれました。狭くなってしまっている関節部分が完全に元に戻ることはないですが、その周辺や関連する場所をよくしていくことで痛みなく歩くことは可能です。実際にそういった患者さんは何人も当院に来院されています。手術に抵抗のある方などは一度らく整体院にご相談ください。手術を受けるべきなのか、まだ保存的療法で対処できるのか、経験を元にアドバイスさせて頂ければと思います。

 

 

 

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