右肩を挙げるときの痛みを訴えて来院された７０代女性。

腕を挙げていく途中に痛みがあり、それを過ぎると痛みが抜け、腕を挙げることはできるという状態でした。肩関節は挙げていく途中で関節内部の隙間が狭くなり、そしてまた広がるので、ちょうど９０度から１２０度くらいで肩関節に痛みを訴える方が多くみられます。

肩関節まわりの筋肉の緊張や軟部組織の潤滑が悪くなるとスムーズに腕を挙げられなくなります。

この方は普段から肩こりや首の凝り、猫背などがあり、肩甲骨周辺の動きも減少していました。

まずは肩まわり周辺をよくほぐしながら、肩甲骨の動きをつけるストレッチや肩関節の牽引などをしながら可動域を広げていきました。

約１ヶ月ほどかかりましたが今は腕もスムーズに挙がるようになり、洗濯物を干すのが苦でなくなったと言って頂きました！

関節の可動域を保つためには適度な運動やストレッチなどが大事になってきます。

久しぶりに腕を挙げたらあがらないという方もいると思います。まずは自分で可動域をチェックしてみましょう！！